ホームにデュッセルドルフを迎えての第16節
長くドイツ🇩🇪卓球界を牽引してきた ティモ・ボル が このシェークハンズアリーナでプレーするのも これが最後ということで 700人収容のアリーナには +300席(合計1,000席)が設置され 超満員の卓球ファンで埋め尽くされました。ドイツでのティモの人気は絶大で 多くのファンが「ありがとう ティモ!」と声をかけました
ただ、試合は試合。首位のデュッセルドルフに勝利できれば プレーオフ進出に向けて大きく前進できるので、「ありがとう ティモ」よりも「どうやって試合に勝つか」だけを考えていました。
直前まで WTT シンガポール スマッシュ でプレーしていた シェルベリ(スウェーデン/WR15位)がホールに来ましたが「長旅と時差からエースでは出場しないだろう ティモがエースだろう」と考え Jin がエース。同い年で長年一緒にドイツ男子を支えてきたバスティーとティモを最後に戦わせたいが、あまり分の良くないバスティーはティモを避けたい.. これが狙い
試合開始45分前 オーダー交換
第1試合 Jin vs Haug(ノルウェー/WR93位)
第2試合 フィリップ vs シェルベリ
第3試合 バスティー vs ティモ
第4試合 JIn vs シェルベリ
時差があるにも関わらず シェルベリがエース。運命?なのか バスティーはティモ
15:30時 試合開始
1番 左利きでサーブ + 3球目攻撃に圧のあるHaugに第1ゲーム 5対9 と離されますが ここから落ち着いてフォアにレシーブした Jin が逆転で先制。第2ゲームからは落ち着きを取り戻し 3対0 で勝利!
2番 「回転のあるショートサーブ」に対し抜群のレシーブ技術を持つシェルベリ。「ショートサーブは回転をかけない。得意のロングサーブをそこに混ぜていく」という戦術で 第1ゲーム 8対5 とリードしますが あと1点が遠く 1対3 で敗退
3番 過去にティモに勝った試合の内容を伝え「バスティーの戦い方に合わないかもしれないけど やってみて欲しい」と試合がスタート。ティモの凡ミスもあり第1 第2 ゲームを取りますが、ここからボールの合ってきたティモにミスがなくなり 2対3で敗退
4番 昨シーズンはプレーオフも含め3度対戦し 2勝1敗。ただ昨夏のパリオリンピックを闘い もう一段レベルの上がったシェルベリは強いです。数年前までは「最後の詰めの段階でミスをしてしまう」シェルベリがいましたが、今は完全な世界のトッププレーヤーです。
しかし Jin も強い。お互いに死力を振り絞った試合はフルゲームに突入。最終的に明暗を分けたのは「フルゲームジュースでも 迷いなくプレーできる」現時点での自信だったのかもしれませんが、オリンピック メダリストをフルゲーム 9対11 まで追い詰めた Jin のプレーは素晴らしかった..
チームも 1対3 で敗退しました
【ハイライト動画です ( Jin vs シェルベリ は好プレーの連続のため 動画がたくさん入っています)】
試合終了後に 何百人というファンの行列に 笑顔でサインをする ティモは 偉大なドイツ卓球界のスーパースターでした
これでチームは11勝6敗の暫定3位。どのチームも最後のラストスパートに入り始め、長い遠征後もフルメンバーで戦っています
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